[第164号] 薬罐から湯沸へ、心豊かな生活を支える道具
お茶は奈良時代に最澄と空海らの遣唐使が、大陸から茶の種子を持ち帰ったことが日本での始まりとされています。当時、茶葉を蒸して突き固めた団茶を使用しており、それを煮出して飲んでいましたが、鎌倉時代に入る…
玉川堂7代目・玉川基行 著
お茶は奈良時代に最澄と空海らの遣唐使が、大陸から茶の種子を持ち帰ったことが日本での始まりとされています。当時、茶葉を蒸して突き固めた団茶を使用しており、それを煮出して飲んでいましたが、鎌倉時代に入る…
コーヒー豆は、赤道を中心に南北回帰線内の熱帯地域で栽培されており、カフェや市販の豆などに使用される「アラビカ種」と、缶コーヒーやインスタントコーヒーなどに使用される「ロブスタ種」に大別され、アラビカ種…
観光庁は、新型コロナ前に掲げた政府目標「2030年の訪日外国人6000万人、観光消費額年間15兆円」は、継続していく意向を示しています。2019年は過去最高の3,188万人に対し、2020年は41…
干支は「十干十二支(じっかんじゅうにし)」の略であり、約3000年前の古代中国の思想や易にその起源を見ることができます。現代の日本において干支は、12年を1周期とする十二支のみを取り扱う風潮にありま…
先月10月15日、「書道」を登録無形文化財として登録する答申が、文化審議会から文部科学大臣へ提出され近く正式登録されますが、これを各メディアがトップニュース級の報道として一斉配信したことから、大きな話…
本日10月1日は「日本酒の日」。以前、醸造年度の始まりが10月1日であったこと(現在は7月1日)、そして、10月の十二支「酉」は酒や酒壺を意味し、また、10月は新米が収穫されて新酒が醸される月である…
世界最大の工芸産地、中国・景徳鎮。世界の磁器発祥の地、また、磁器の聖地として、古くからその存在が知られています。景徳鎮の人口は約160万人ですが、市街地人口約50万人のうち約10万人が磁器産業に携わ…
水1リットルに含まれるカルシウムとマグネシウムの量を「硬度」と言い、その成分量によって「軟水」「硬水」に分類され、単位は「mg」が使用されます。世界保健機関(WHO)の基準では、1リットル中120m…
世界に誇る日本古来の文化として、建築、和食、工芸などが挙げられますが、これらの文化が発展した要因として、刃物の存在が欠かせません。中でも鉋や鑿などの大工道具、和包丁、日本刀などは、海外からも高い評価…
ワインの醸造は約8000年前、コーカサス地方(ジョージア)で始まったとされ、その後古代オリエントにも広まり、フランスでのワイン醸造は約2000年前のことです。当時から貴重な飲み物でしたが、その存在価…