[第161号] 日本の工芸を豊かに紡ぐ干支文化
干支は「十干十二支(じっかんじゅうにし)」の略であり、約3000年前の古代中国の思想や易にその起源を見ることができます。現代の日本において干支は、12年を1周期とする十二支のみを取り扱う風潮にありま…
玉川堂7代目・玉川基行 著
干支は「十干十二支(じっかんじゅうにし)」の略であり、約3000年前の古代中国の思想や易にその起源を見ることができます。現代の日本において干支は、12年を1周期とする十二支のみを取り扱う風潮にありま…
先月10月15日、「書道」を登録無形文化財として登録する答申が、文化審議会から文部科学大臣へ提出され近く正式登録されますが、これを各メディアがトップニュース級の報道として一斉配信したことから、大きな話…
本日10月1日は「日本酒の日」。以前、醸造年度の始まりが10月1日であったこと(現在は7月1日)、そして、10月の十二支「酉」は酒や酒壺を意味し、また、10月は新米が収穫されて新酒が醸される月である…
世界最大の工芸産地、中国・景徳鎮。世界の磁器発祥の地、また、磁器の聖地として、古くからその存在が知られています。景徳鎮の人口は約160万人ですが、市街地人口約50万人のうち約10万人が磁器産業に携わ…
水1リットルに含まれるカルシウムとマグネシウムの量を「硬度」と言い、その成分量によって「軟水」「硬水」に分類され、単位は「mg」が使用されます。世界保健機関(WHO)の基準では、1リットル中120m…
世界に誇る日本古来の文化として、建築、和食、工芸などが挙げられますが、これらの文化が発展した要因として、刃物の存在が欠かせません。中でも鉋や鑿などの大工道具、和包丁、日本刀などは、海外からも高い評価…
ワインの醸造は約8000年前、コーカサス地方(ジョージア)で始まったとされ、その後古代オリエントにも広まり、フランスでのワイン醸造は約2000年前のことです。当時から貴重な飲み物でしたが、その存在価…
童謡「茶摘み」でも歌われているように、立春から数え八十八日目(八十八夜)の頃に新茶の茶摘みが行われますが、今年の八十八夜は、本日5月1日。これからまさに日本茶の旬を迎えようとしています。日本ではその…
13世紀、マルコ・ポーロが東方見聞録の中で、「黄金の国ジパング」と称するほど鉱業資源に恵まれた日本。江戸時代に入ると徳川幕府は、鉱業王国を構築すべく日本各地で積極的に鉱山開発を推進、世界有数の金銀銅…
人類が初めて食器を製作したのは約5000年前の古代エジプトとされ、素材は銅が使用されていました。copper(銅)の語源は、ラテン語「cuprum(キュープラム)= キプロス島の銅鉱石」を意味してお…