[第193号] 千利休の美意識を問う
千利休。様々な書物を通し、その生き方が学ばれてきましたが、実像はあまり分かっていません。数少ない資料や美術品から分析された、それぞれの時代における千利休への空想が文献として膨大に伝承され、その積み重…
玉川堂7代目・玉川基行 著
千利休。様々な書物を通し、その生き方が学ばれてきましたが、実像はあまり分かっていません。数少ない資料や美術品から分析された、それぞれの時代における千利休への空想が文献として膨大に伝承され、その積み重…
日本の「伝統色」。色彩の美しさのみならず名称も美しく、日本が誇る伝統文化です。このような個性豊かな伝統色が生まれた背景としては、日本の風土と気候の多様な分布が挙げられます。南北に細長い日本は寒帯・温…
ルネサンスとは「再生」を意味し、14世紀〜17世紀、イタリア・フィレンツェを中心とした、古代ギリシア・ローマの文化を復活させるための社会運動です。4世紀にローマ帝国がキリスト教を国教化してから約10…
本日5月1日は八十八夜。茶畑では若葉を摘む日本の原風景が見られる時期で、これから本格的に新茶シーズンが到来します。厳しい冬の寒さを越え、初夏の陽射しの中、いっせいに芽吹く新芽は瑞々しい生命力に溢れ、鮮…
富の象徴として、あるいは時代様式を映す鏡として、洗練を極めたヨーロッパの銀器。ヨーロッパにおいて金属工芸は工芸の本流を成し、中でも銀器職人は花形職業とされましたが、本格的な銀器の生産は17世紀フランス…
本阿弥光悦(ほんあみ こうえつ・1558〜1637)。どのような人物なのか、今一つ判然としない方も多いのではないでしょうか。文献が少ない上に、あまりに多彩な芸術活動を行ったことから、その生涯の多くは謎…
世界のお茶の起源は約4700年前(紀元前約2700年)、中国雲南省・四川省周辺での茶栽培とされ、中国で広く茶栽培が行われたのは唐時代(618〜907年)以降です。日本では平安時代初期(810年頃)、遣…
「生活に必要なものこそ美しくあるべき」。芸術と生活の統一化を理念に掲げ、「アーツ・アンド・クラフツ運動」を展開した近代デザインの父・ウィリアムモリス。産業革命によって機械化大量生産、大量消費の時代へと…
「工芸」と「美術」は、明治時代に発案された用語です。明治3年、政府の官庁の一つ、工部省の創設文章の中で、初めて「工芸」という用語が使用されました。当時、工芸とは最新の機械力を生かした工業製品のことを…
フランスにおける地方自治体は、中世中期の教会区を起源とする約38,000の基礎自治体「コミューン(市町村)」です。国土は日本の約1.5倍ですが、コミューンは日本の約10倍存在し、その内の約90%が人口…