銀座店 煙管フェアのお知らせ

恒例になった銀座店 煙管フェア。
かつては日常の道具として、そして装身具として広く使わていた煙管。
今回は、見た目の美しさ・格好よさだけでなく、
実際に喫煙に使う道具としての魅力、煙管で呑む煙草の愉しみもご紹介いたします。

⁡玉川堂の煙管の他、燕市で煙管製作に取り組む「六張煙管」岩浪さんの、実用性にも富んだ煙管をご覧ください。
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《フェア詳細》
場所:玉川堂 銀座店
期間:2月23日(水・祝)〜3月2日(水)
職人在店日:2月26日(土)、27日(日) 13時〜17時⁡

六張煙管 岩浪陸 プロフィール
95年埼玉県生れ。大学生から煙管を愛用。大学院の修了を機に煙管製作の道へ進み、
ほぼ独学で煙管作りを学んでいる。前回の煙管フェアをきっかけに21年9月より燕市へ移住。
六張煙管の屋号で煙管を製作するほか、骨董の煙管や喫煙具の蒐集家でもある。

 

施設点検に伴う銀座店休業のお知らせ

 玉川堂銀座店は、GINZA SIXの施設点検による休館に伴い、2月21日(月)、22日(火)の2日間休業いたします。ご来店を予定されている方はご注意いただきますようお願い申し上げます。

玉川堂 銀座店:
〒104-0061
東京都中央区銀座6丁目10−1
GINZA SIX 4F
TEL 03-6264-5153
E-mail ginza@gyokusendo.com

大阪「玉川堂 銅器のぬくもり展」開催のお知らせ

玉川堂ではこの度、大阪にて初の直営での展示会を開催する運びとなりました。
玉川堂の誇る茶器類はもちろんのこと、年の瀬が見えてくる時期でもあり、お正月にお使いいただける酒器類もご紹介致します。
関西ご在住の皆様、玉川堂の銅器が暮らしを感じさせる自然な空間の中でどう調和するか、ご覧いただけましたら幸いでございます。

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催事名:「玉川堂 銅器のぬくもり展」
会期:12月2日(木)〜5日(日)
場所:GULI GULI (グリグリ) 2階ギャラリー
(大阪府池田市鉢塚 2-10-11、阪急石橋大駅前(東口)徒歩13分 駐車場有(8台))
電話番号:072-734-7603
GULI GULI ホームページ:https://www.guliguli.jp/
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「銅の湯沸、お急須と学ぶ薬膳と中国茶教室 」
会期中、「お茶・工芸・薬膳」をテーマに活動する細萱久美さんを講師にお招きし、中国茶教室を開催いたします。
古今東西の工芸を組み合わせた茶席で、玉川堂の銅器を使いながらお菓子をいただきつつ、ちょっと身になるお茶のお話を楽しんでいただきます。お気軽にご参加していただける会となっております。
*日毎にテーマが異なります。

12月3日(金)〜12月5日(日) *完全予約制
各日:11:00〜、13:30〜
各回:90分 / 限定5名様
*お茶菓子付き 参加費 /  3, 300円(税込)

12月3日(金) <中国茶入門>
茶の発祥である中国茶の分類や入れ方の基本を学びながら、冬におすすめのお茶を3種類お楽しみいただきます。茶道具は、古い食器なども茶器に見立てて取り合わせます。

12月4日(土) <冬の薬膳とお茶>
薬膳の基本的な考え方と、食事で整える冬の健康管理についてポイントをお伝えします。おすすめの食材やレシピ例などを学びながら、寒い季節におすすめのお茶とお菓子をお楽しみいただきます。

12日5月(日) <免疫力を上げる薬膳とお茶>
コロナや風邪対策として身体の基本は免疫力。薬膳の基本的な考え方と、食事でできる免疫力を上げる食材やレシピ例を学びながら、おすすめのお茶やお菓子をお楽しみいただきます。

*ご予約は玉川堂銀座店にてお電話かメールにて承ります。
*メールでご予約の際は、代表者様のお名前、お電話番号、お日にち、お時間、人数をお知らせくださいませ。
空席を確認した後、弊堂からのご連絡をもちましてご予約の確定となります。

〈お問い合わせ先〉
電話番号:03-6264-5153
E-mail:ginza@gyokusendo.com

 

大阪「日本工芸産地博覧会」開催のお知らせ

「日本工芸産地協会」が主催する「日本工芸産地博覧会」出展いたします。大阪の”万博公園お祭り広場”に沖縄から北海道まで、50社以上の工芸に関することを生業とする職人たちが集う 日本で初めてのイベントです。
玉川堂は、職人による鎚起の製作実演のほか、皆様にご参加いただける小皿の製作体験を企画しております。
製作体験は事前予約をお勧めいたします。

〈催事詳細〉
「日本工芸産地博覧会」
期間:11月26日(金)〜11月28日(日)
場所:万博記念公園内お祭り広場
*詳細や製作体験ご予約は下記をご参照ください。

〈お問い合わせ先〉
日本工芸産地博覧会公式ホームページ https://kougei-sunchi.or.jp/expo/

第2回 叩き場展のお知らせ

「第2回 叩き場展」を、燕本店工場(叩き場)にて開催します。本展では、職人たちが個人作家として製作した個性豊かな作品を展示・販売をいたします。鍛金の基礎技術と個人が独自の研究を重ね身に付けた技術。それらを活かし、各々の感性と自由な発想を発揮して作られた作品たち。職人の個人作家としての顔が垣間見える特別な機会です。鎚起銅器の世界に興味がある方、いままで燕市に興味があったけどなかなか機会がなかった方など、どの様な方でも大歓迎です。職人自身とコミュニケーションを取りながら、作品を鑑賞していただけたら幸いです。企画展で展示・販売される作品や当企画展についてのお問い合わせはInstagram、Facebook、またはメール にてご連絡ください。

*会期中は、通常の工場見学はお休みしております。ご了承くださいませ。

〈展示詳細〉
日時:11月19日(金)~11月21日(日)
9:00~17:00(最終入場16:30)
場所:玉川堂本店 工場内
新潟県燕市中央通2丁目2-21
(会場へは玉川堂本店入口よりお進みください)
入場料:無料

*当企画展でが職人が個人作家として制作した作品を展示・販売致します。玉川堂の商品は店舗にてお買い求めいただけます。
*入替制ではありませんが、観覧環境保持のため、展示室の滞在時間を30分以内を目安にご観覧・ご利用いただきますよう、ご協力をお願いいたします。
*感染症予防対策として、展示室内の人数制限をさせていただきます。入場をお待ちいただく場合がありますが、予めご了承くださいませ。
〈お問い合わせ先〉

銀座店 JTCW2022 開催のお知らせ

全国の工芸産地をつなぐJAPAN TRADITIONAL CRAFTS WEEK、今年の銀座店は、秋田・角館の樺細工とコラボレーションいたします。樺細工は秋田県の角館のみに伝承されている天然山桜の樹皮を素材とした工芸品です。樹皮の素朴さは温かみを感じさせ、渋みのある色合いや光沢は使うほどに美しさを増してきます。慣れ親しんだ天然素材の道具は、現代のインテリアにもしっくりと馴染みます。

《催事詳細》
「JAPAN TRADITIONAL CRAFTS WEEK 2022」
期間:10月28日(金)〜11月10日(木)
場所:玉川堂銀座店
連絡先:03-6264-5153、ginza@gyokusendo.com

《製作実演》
樺細工は型もの・木地もの・たたみものの3種類に分けられます。この度、型ものや木地ものの代表的な商品である茶筒や小物入れの製作を間近にご覧いただけます。

日時:10月29(土)、30(日) 12時〜17時
実演者:米沢研吾
実演:小物入れ・茶筒作り

JTCW2021 開催のお知らせ

全国の工芸産地をつなぐJAPAN TRADITIONAL CRAFTS WEEK、今年の銀座店は、静岡市の駿河竹千筋細工とコラボレーションいたします。
江戸時代より安倍川沿いの良質な竹を用いて作られる鈴虫籠が諸大名に人気を博し、現在は伝統的な虫籠のほか、照明やバッグなど、技術を利用した製品が作られています。
竹のしなやかで優美な曲線が銀座店の店頭を鮮やかに彩ります。

《催事詳細》
「JAPAN TRADITIONAL CRAFTS WEEK 2021」
期間:10月29日(金)〜11月11日(木)
場所:玉川堂銀座店
連絡先:03-6264-5153、ginza@gyokusendo.com

《製作実演「竹細工(ひご作り)」》
日時:10月30日(土)、31日(日)12:00〜17:00
実演者:杉山 茂靖様(有限会社 みやび行燈)

玉川堂落語会 vol.1 入船亭扇辰 独演会のお知らせ

玉川堂の鍛金場にて初の落語会を開催いたします。
入船亭扇辰(いりふねてい せんたつ)師匠をお招きし、二席お話しいただきます。
秋の日に楽しい午後のひとときを過ごしましょう。
(入船亭扇辰 公式HP: https://sentatsu-irifunet.com/ )

《イベント詳細》
日時:10月24日(日)13:00開場 14:00開演
会費:2,500円 ※玉川堂オリジナル手ぬぐい付
定員:35名 ※要事前予約
予約方法:
お電話、または問い合わせフォームにてお名前・人数・ご連絡先をお知らせください。
連絡先:電話 0256-62-2015(平日8:30~17:30)、問い合わせフォーム https://www.gyokusendo.com/contact
担当者:白鳥(しろとり)

[第168号] 松江に息づく不昧公の茶の湯の心

茶の湯の文化が根付き、京都・金沢と並ぶ「日本三大和菓子処」としても知られる松江。毎年10月に開催される「松江城大茶会」は、京都「二条市民大茶会」、金沢「兼六園大茶会」と共に「日本三大茶会」と称され、国内外から多くの茶道関係者が集まる、松江を代表するイベントです。茶の湯の街・松江ならではの光景として、主に朝食に抹茶を楽しむ風習があり、時には企業訪問の際も抹茶が提供され、茶の湯が生活習慣となっている全国的にも珍しい地域です。そのお茶文化を語る時、必ず引き合いに出されるのが、松江藩7代藩主の松平治郷(はるさと・1751年〜1818)です。号が「不昧(ふまい)」であることから、「松平不昧」と称されますが、松江では「不昧公(ふまいこう)」の愛称で親しまれています。

安土桃山時代、千利休が大成させた茶の湯の文化は、江戸時代に入ると町衆にも広がりを見せた一方で、当時流行した遊芸の流れで華やかな茶道へと変化し、千利休が重んじた侘び寂びの精神は次第に薄れていきます。その風潮を危惧し、贅沢な茶事は慎むべしと、茶の湯の再構築に尽力した大名茶人の代表格が、松江藩7代目藩主・松平不昧です。不昧は千利休の侘茶の原点に立ち帰り、自ら「石州流不昧派」を創始。茶会で使用する茶道具は、松江の伝統工芸「楽山焼」「布志名焼」を不昧の御用窯として自ら指導にあたった他、和菓子の開発にも乗り出しました。このように、不昧が松江藩の茶の湯文化の総合プロデューサーとして振興を図ったそれらの伝統工芸や和菓子は、今も松江を代表する地場産業として継承されており、「不昧公好み」として、松江の貴重な観光資源となっています。

松平不昧は、「天下の名物は一人一家一国の宝にあらずと知るべし」の信念のもと、個人蔵などで名品が埋もれることの無いよう、全国の茶道具の収集にも奔走し、徹底した美術工芸品の保護措置を講じました。この政策は、日本における文化財保護の先駆けとされ、当時の貴重な美術工芸品が散逸せず、現在全国の美術館や博物館で保管されています。その代表する美術館が、松江城近くの「田部(たなべ)美術館」です。松江藩でたたら製鉄を営んだ田部家(現在25代目)によって保存管理が引き継がれ、松平不昧が収集した美術工芸品を筆頭に、田部家が約600年に渡り収集した出雲地方の美術工芸品も秀逸で、私は過去5回以上入館していますが、茶の湯をコンセプトとした美術館では、全国有数のコレクションです。

江戸時代後期の松江藩は、全国有数の富裕藩でしたが、その原動力となったのは、田部家を中心に操業していた「たたら製鉄」です。松江藩の基幹産業であり、最高品質の鋼(はがね)と評価されたことから、日本刀の材料として全国の各藩へ供給されました。松平不昧は、その利益の一部を活かして茶道具の収集にあたり、その所蔵品を収録した本が「雲州蔵帳」です。さらに自らの審美眼で「美の基準」を定め、全国に点在している茶道具の名品を格付けした、茶道具初の格付け本「古今名物類聚」も編纂しました。全18冊、約1100種類にも及ぶ茶道具の名品を一堂に掲載し、ここでの松平不昧の格付け評価は現代においても茶道具名品の評価基準になっていることから、不朽の名著として崇められています。

藩政時代に育まれた茶の湯の文化は、今も松江市民の中に息づいており、幾多の時代を経て今もなお「不昧公」として慕うのは、政治的な功績もさることながら、多彩な趣味を実益に繋げた功績が極めて大きいというのがあります。2019年「松江市茶の湯条例」において、松平不昧の命日である4月24日を「茶の湯の日」と定め、当日は学校給食での抹茶、市内小売店での抹茶特売など、抹茶を楽しむ風習を後世に伝えていく事業が展開されています。また、2021年就任の上定昭仁市長は、公約の一つに「職人商店街」構想を掲げ、商店街の空き店舗を活かし、松江の伝統工芸や和菓子の職人が入居することで、産業観光にも繋げていく事業を推進しています。行政と市民が一体となり、「茶の湯」を観光資源として地場産業を成長させていく動きがさらに加速している松江。今後、訪日外国人の回復へ向け、茶の湯をコンセプトとした街づくりに大きな注目が集まりそうです。