[第9号]ポーラの革新と伝統への想い

「POLA THE BEAUTY」を中心としたブランド戦略で、さらなる企業成長に邁進する国内大手化粧品・ポーラ様。ショップ数全国約4,500ヶ所、約10万人のポーラ レディを有し、お客様「一人ひとりの美しさを生涯サポートする」化粧品業界のリーディングカンパニーです。1929年(昭和4年)の創業以来、我が国の文 化や美術の研究・振興・普及にも積極的に取り組まれてきた企業で、ポーラ文化研究所、ポーラ伝統文化振興財団、ポーラ美術振興財団を設立。2002年に は、箱根にポーラ美術館を開館しました。

そして今年、創業80年を迎えられ、地域産業の活性化に貢献しようと、新たに「3・9(サンキュー)」プロジェクトを立ち上げられました。これは、3つ の対象「日本」「デザイン」「経済」と、9つの志「地域」「匠」「世界」「伝統」「革新」「発見」「持続」「もてなし」「協働」を基に、ポーラ様と地域の 生産者が共同で商品開発し、「日本のよいもの」をお客様へお届けする企画です。この「3・9プロジェクト」に、新潟県燕市の地域ブランド「enn」が選定 され、弊社は鎚起銅器製のネックレス&ピンブローチを初めて商品化。化粧品年間お買い上げ額に応じて、お客様にプレゼントされます。

ポーラ・鈴木郷史社長は、以前から弊社製の鎚起銅器をご愛用いただき、また、弊社に多大なるご教示を頂いておりますが、化粧品業界の発展と共に、日本の 文化を発展させるため尽力されている経営者です。人一倍、革新と伝統への強い想いを抱いておられ、「常に自ら新しい視点を提案し、それを絶対的な価値へと 育てていくことで、今までにない感動をお客様へお届けすることが大切である」ということを、常々お話しされます。ポーラ・鈴木郷史社長は、今ある日本の伝 統が当時は革新的事業であり、今日創られる革新が、将来には伝統になっていることを常に念頭に置き、事業を進めておられます。

これは化粧品の訪問販売を通じて、常にお客様の目線でモノづくりを行なってきたポーラ様ならではの顧客満足度を高めるための考え方であると思っていま す。「最上のものを一人ひとりにあったお手入れと共に直接お手渡ししたい」という創業者・鈴木忍氏の精神を、確実にポーラ様の企業理念に根付かせ、お客様 との対話を徹底して実践し、常に革新的事業を継続して実践してこられたポーラ様は、訪問販売業界一の実績を揺るぎないものにされています。

ポーラ様の創業者の精神を初めて聞かされた時、企業経営の本質を突く言葉と思いました。弊社は年間約40回、百貨店にて単独の実演販売会を開催してお り、「お客様との会話のあるものづくり」を理念に掲げ、職人自らお客様と接しています。世界最高品質の銅器を製作し、サービスと一体としてお客様へ提供で きる企業を目指し尽力していきたいと、ポーラ様とお付き合いさせていただき、心新たにしております。