雪国新潟で二百年に渉り銅器づくり一筋に歩んできた玉川堂、幾時代の風雪を乗り越え、国内で唯一鎚起銅器の技を継承しています。

木目金とは、今から約400年前の江戸時代初期に生まれた、
金属の色の違いを利用して木目模様を創り出す金属加工技術です。
銅、銀、赤銅(銅に金が3%含有)など、色彩の異なる金属を
20〜30枚ほど重ね合わせて融着させ、金属塊を製作。
それを金槌で打ちながら、また鏨(たがね)で表面を削り落とすことで、
木目模様の金属板にした後、器へと成形していきます。
金属で丹念に鍛え上げることにより、重ね合わせた金属の層が流れたり、膨らんだり、
複雑な木目模様が表現され、玉川宣夫が木目技術の世界第一人者として知られています。

| 1942年(昭和17年) | 新潟県下田村生まれ。 |
|---|---|
| 1955年(昭和30年) | 玉川堂五代目・玉川覚平の次男へ移籍 |
| 1959年(昭和34年) | 秋田市立工芸学校を卒業後、玉川堂に入社。 |
| 1963年(昭和38年) | 上京、人間国宝・関谷四郎氏に師事し、内弟子として2年間修業。 |
| 1969年(昭和44年) | 日本伝統工芸展に初入選。 |
| 1982年(昭和57年) | 日本伝統工芸展「NHK会長賞」受賞。文化庁お買い上げ。 |
| 1986年(昭和61年) | 日本伝統工芸展「東京都知事賞」受賞。 |
| 1991年(平成 3年) | 北欧巡回「伝統工芸名品展」に選抜出展 |
| 1997年(平成 9年) | 初個展を開催。以降、5回開催。 |
| 2002年(平成14年) | 芸術文化功績により「紫綬褒章」受章 同年、正倉院宝物「銀燻炉」の復元に貢献。 |
| 2005年(平成17年) | ポーラ伝統文化振興財団主催「第25回伝統工芸ポーラ賞」受賞。 同年、新潟県燕市「芸術特別」表彰。 |
| 2006年(平成18年) | 第1回新潟県伝統工芸展「大賞」受賞。 |
| 2010年(平成22年) | 「重要無形文化財保持者(人間国宝)」認定。 同年10月5日、「燕市名誉市民」受称。 |